GROWTH DX / 検索広告
クリック単価はこちらが決める数字ではない。決めるのは「1件あたりいくらまで払うか」で、そこから先はGoogleが1オークションずつ計算する。
入札はコンバージョン数の最大化(目標CPA 20,000円)。「資料ダウンロード1件を2万円以内で取れ」という指示をGoogleに渡している。検索した人の温度は、デバイス・時間帯・地域・検索語・過去の行動で毎回違う。そこに1つの固定単価を当てるより、毎回計算させたほうが取れる件数は増える。
参考までに、1件2万円が成立するために必要なクリック単価はこうなる。設定値ではなく、結果としてこの辺に着地していれば合っているという目安。
| 資料DL率 | 成立するクリック単価 | 意味 |
|---|---|---|
| 1% | 200円 | 100クリックで1件。ほぼ関係のない検索語を買っている状態 |
| 2% | 400円 | 見に行きたい人が混ざる一般語の水準 |
| 3% | 600円 | 意図がややズレている |
| 5% | 1,000円 | 今回の想定。出展意図がはっきりした語 |
| 8% | 1,600円 | 指名検索に近い、狙いどおりの状態 |
| 10% | 2,000円 | フォームが短く、LPと検索語が完全一致 |
月30万円・1件2万円なら月15件。これは自動入札が学習するには少ない(目安は30日で30件)。件数が足りないと、Googleは十分に賢くなれないまま走り続ける。
打ち手は入札方式の選び直しではなく、学習に使える件数を増やすこと。資料DLの1つ手前の行動(フォームの表示、CTAのクリック)も計測し、そちらを主要コンバージョンとして入札に使う。資料DLは「計測はするが入札には使わない」側に置き、合否の判定にだけ使う。
🔴 これはタグを設置してもらう時に一緒に設計しないと、後から作り直しになる。
| 項目 | 数字 | 計算 |
|---|---|---|
| 月予算 | 300,000円 | — |
| 日予算 | 9,800円 | 300,000 ÷ 30.4日 |
| 買えるクリック | 300回 | 300,000 ÷ 1,000円(クリック単価が1,000円に着地した場合) |
| 資料DL(DL率5%) | 15件 | 300 × 5% |
| 1件あたり | 20,000円 | 300,000 ÷ 15 |
つまりこの設計は、予算を使い切ってちょうど上限にぶつかる形になっている。余裕を作る方法は2つしかない。
「フィジカルAI」は2025年前後に出てきた新しい言葉で、検索している人の数がまだ少ない。「ロボット展示会 出展」のような語も、月に数十回から数百回の規模だ。日予算を9,800円に置いても、実際の消化は月5万〜15万円あたりに着地する可能性が高い。
したがって、開始直後に気にすべきは「使いすぎ」ではなく「出ない」ほう。1週間で表示回数がほとんど立たない場合は、キーワードを広げるか、検索広告以外(ディスプレイ、業界メディア、リスト配信)を併走させる判断になる。
最初にいただいた想定ワード(フィジカルAI展示会 / ロボット展示会 / 製造業 AI展示会 / 物流 ロボット展示会)は、大半が「展示会を見に行きたい人」の検索語だ。出展社になりたい企業は、そこに「出展」という言葉を足して検索する。
この違いは資料DL率に直結する。だから、いただいた語は残したうえで別の広告グループに隔離し、「〜 出展」「出展 費用」「出展社 募集」を主力に置いた。グループを分けてあるのは、意図ごとにDL率を別々に読んで、悪いほうだけ止められるようにするため。
| 広告グループ | 想定DL率 | 狙う相手 | キーワード例 |
|---|---|---|---|
| 出展_ロボット展示会 | 5% | ロボット系の展示会に出したい企業 | ロボット 展示会 出展/ロボット展 出展/産業用ロボット 展示会 出展 |
| 出展_AI展示会 | 5% | 製造業向けAIを売りたい企業 | AI 展示会 出展/製造業 AI 展示会 出展/AI展 出展 |
| 出展_展示会全般 | 4% | 出展先をまだ絞れていない企業 | 展示会 出展 費用/展示会 出展社 募集/BtoB 展示会 出展 |
| フィジカルAI | 5% | この領域そのものを追っている層 | フィジカルAI(完全一致)/フィジカルAI 展示会/フィジカルAI カンファレンス |
| 情報収集_展示会 | 2% | 来場者が混ざる。当初ご指定の語 | ロボット 展示会/製造業 AI 展示会/物流 ロボット 展示会 |
キーワードは合計29件。マッチタイプはフレーズ一致と完全一致のみで、部分一致は使っていない。部分一致はGoogleが関連語まで広げて拾う設定で、自動入札とセットでないと無駄クリックが増えるからだ。
広告を出したくない検索語をあらかじめ登録してある。
レスポンシブ検索広告を5本(広告グループごとに1本)。見出し12本・説明文4本を登録し、Googleが組み合わせを選ぶ。
あわせて、サイトリンク4本(会社紹介資料/BtoB Growth EXPO/出展のご相談/会社概要)とコールアウト5本(2027年3月2日 開催/招待制・抽選招待/意思決定者のみ来場/企画書は無料/主催 Growth DX)を登録済み。広告の占有面積が増えてクリック率が上がる。
| 項目 | 設定 | 理由 |
|---|---|---|
| ネットワーク | Google検索のみ | — |
| 検索パートナー | OFF | ONだと提携サイトの検索窓にも出る。検索広告のつもりで別の面の数字が混ざり、単価も成果も読めなくなる |
| ディスプレイ拡張 | OFF | 同上。バナー面に流れて予算だけ先に溶ける |
| 地域 | 日本/所在地に限定 | 既定のままだと「日本に興味がある海外の人」にも出る |
| 言語 | 日本語 | — |
| デバイス | 全デバイス | BtoBの資料ダウンロードは決裁者がPCで見る。スマホに絞ると取りこぼす |
| 年齢・性別 | 絞らない | 検索広告は検索語で意図を当てる。年齢で絞ると「年齢不明」の人まで落ちて、母数の大半を失う |
| 入札 | コンバージョン数の最大化 (目標CPA 20,000円) | 1オークションごとに単価を計算させる。上限クリック単価は設定できないので、歯止めは日予算 |
| 自動タグ | ON | クリックIDが付き、後から成果の紐付けができる |
着地ページのフォームはHubSpotの埋め込みフォームで、送信してもページが移動しない。画面の中で完了表示に変わるだけだ。
広告のコンバージョン計測は普通「サンクスページが表示されたら1件」と数える。そのサンクスページが存在しないので、このままでは1件も計測できない。計測できなければ、この資料の単価ロジックは全部絵に描いた餅になる。
GTM-WDTW2C56)が入っている。HubSpotがフォーム送信時に飛ばすメッセージを受け取るトリガーを作り、そこにコンバージョンタグを紐付ける。ページ構成を変えずに済むが、HubSpot側の仕様変更で黙って止まる可能性がある。AW-16524140250AW-16524140250/fkYhCJTzwOYcENq9qcc9| やること | 担当 | 状態 |
|---|---|---|
| キャンペーン・広告グループ・キーワード・広告文の入稿 | 広告運用 | 完了 |
| サイトリンク・コールアウトの登録 | 広告運用 | 完了 |
| コンバージョンの受け皿づくり | 広告運用 | 完了 |
| 支払い方法の登録(現在は未設定。これが無いと配信は1円も出ない) | Growth DX | 未着手 |
| コンバージョンタグの設置(HubSpotリダイレクト または GTM) | Growth DX | 未着手 |
| 広告審査の通過確認 | 広告運用 | 審査中 |
| 配信開始(スイッチON) | ご本人 | 待ち |